長妻厚労相には完全に幻滅だ
長妻厚生労働大臣は新しく増額される子供手当てに所得制限を設けることに反対だといっているが、この意見を聞くと長妻氏は最早完全に厚労省の役人たちに取り込まれてしまったとしか思われない。私はこのように不見識な長妻厚労相には完全に幻滅してしまった。
そもそも子供手当ては日本の少子化を防ごうとして養育費を国家が支給して人口の減少現象を止めようというものであるから、その目的に敵うように最小の支出で行なえば良いものである。企業経営においても目的達成のために最小の支出を計画する。目的達成のためには費用を厭わない、などということはありえないことだし、あっては成らないことなのである。長妻厚労相にはそういった当たり前の健全な考え方さえも持ていないようであり、また彼の行動を見ていると単に意地になって筋の通らない主張に拘っているようにしか見えないのである。このように見識の無い人間が日本の厚労相をしていることは大変な問題である。長妻氏が失われた年金問題でどれほど活躍し成果を挙げたとしても、それは氏の厚労相としての資質を保証するものではなかったのである。鳩山首相は、長妻氏の年金問題追及という政権奪取への功労と国民への受けだけを考えて長妻氏を厚労相に任命したのであろうが、残念ながら宇宙人を自認する鳩山氏には人間を見る目がなかったのである。
日本の少子化現象化に影響を与えている大きな要因としては、保育所の不足がある。この不足をなくするために厚生労働省は予算を大幅に増やす必要があるが、それは資金面で子供手当てと競合する。そのことを考えると、子供手当ての支出額を最小限に抑えることが不可欠であることは火を見るよりも明らかだ。そうした合理的な思考さえ長妻厚労相にはできないのだから、大臣としての資質に決定的に欠けることは明瞭である。だから長妻氏は厚労相を自認するべきであるが、恐らくそうはしないであろうから鳩山首相が辞めさせるしかない。そうなると鳩山首相は長妻氏の任命に対しての責任を問われるからそれもまたできないということになる。しかし昔の人は「過ちを改めるのにためらうことなかれ」といった。そうした勇気を示すことは、最近何かと決断力のないことを取りざたされる鳩山首相には起死回生の良い切っ掛けになりうるのではないだろうか。
そもそも長妻氏を厚労相に任命したのには「失われた年金問題」への論功行賞という意味合いもあったのだろうが、小泉元首相が田中真紀子議員を外相に指名したのと同じ「顔見世パンダ」の真似があったように思われる。真紀子氏には「総理待望論」を書いた太鼓持ちの本もいくつかあったが、彼女が実際に外相になって到底大臣をこなせるような資質のない人物であることが国民の目に明らかになるという予定外の政治的な効用があった。今回長妻氏も同様であることが判明した次第である。自民党の赤城元農相のように国会議員の中には正に資質が決定的に欠けていながら大臣に任命された例が少なくない。鳩山首相は小泉元首相と同じ轍を踏んだ。これから首相になる人は政治的な引っ掛かりに動かされずに能力本位で大臣を選任するべきであろう。
昨日(2009/12/21)鳩山首相は小沢幹事長と会って、党の要望というものを聞いた後にガソリンの暫定税率の廃止という政策を取り止め、また子供手当てについての所得制限という考えも捨て去った。それは全て小沢幹事長の意向に沿わないものであったからだ。かくして鳩山首相が自分が良く考えて意思決定するといっていたことは全くの茶番に過ぎなかったのだ。かくて幹事長という形の上では自らが任命した役職の人間によって鳩山首相が鼻面を引き回されていることが明らかになった。
また長妻厚労相が子供手当ての所得制限はしない方が良いといっていたのは、単に小沢幹事長の鼻息を窺ってのことであったことがここにおいてはっきりした。長妻氏には自分の意見など初めからなかったのである。このことに気が付かなかったことに対して私は自らの不明を詫びたい。
しかし民主党議員が140人も小沢幹事長の訪中に金魚の糞のようにくっついていったというのは恐ろしいことである。ここにおいて小沢一郎氏は名前を小沢ヒットラーとした方が適切なのではないかと愚考する。実態を明らかにするために民主党は党名自体も変えた方が良いのではないか。
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