日本の政治が面白くなってきた
先日(2009/7/24)BSジャパンの「プライムニュース」で横浜市長の中田氏と開成町長の露木氏が出て地方分権をもっと進めるべきだと、具体的に問題点を上げて説得力のある話をしていたが、今日(2009/07/26)BSーTBSの「政策討論われらの時代という番組 で「注目の地方首長が提言」という話題で新潟県知事の泉田氏と杉並区長の山田氏とが出演して中央官庁の政策などを具体的な例を挙げて批判していたが、要は前に上げた番組の場合と同じように中官庁が地方の実態に構わずに細かなことまでうるさく規制するのは無駄が多いというのである。
この二つの番組を見て私は日本の政治の状況が大きく変わってきていると改めて強く感じたのであった。少し前なら地方の首長がこういった中央官庁批判をすることは、後での中央官庁の役人の嫌がらせを恐れて到底誰もしなかったことである。それが今やそんなことは気にしないで、国民の前でどうどうと中央官庁のやる政策を批判するようになったのだ。中央官庁のキャリア官僚連中の陰湿な行動が今や、マスコミによって大きく報道される事態になったからであろう。嫌がらせをすれば、それがまた具体的に報道されて中央官庁が批判されることになるのだから、力関係が完全に逆転してしまった。はっきり言って、これは中央官庁の自業自得なのだ。ついでながら私の住んでいる札幌市の上田市長がこういう場に出てこないことから判断すると、どうやら上田市長には余り自分の意見というものがないようで、札幌市民としてはとても残念なことである。
そして長年政権党の立場にあった自民党が官僚におんぶする形でしか統治が出来なかったことが、こうした番組によって国民の目に明らかになってしまったのである。そのくせ自民党は、今や来るべき衆議院選挙において民主党に負けそうな情勢になったものだから「民主党には政権担当能力がない」などという難癖をつけることに一所懸命で、そのこと自体がまた自民党の末期症状を現しているのだが、自民党の議員たちはもうそうしたことを冷静に判断することさえ出来なくなっている。彼らは天に向かって唾をしているのであって、それは自分に振りかかってくるだけの話なのだ。「貧すれば鈍する」という諺の正に見本そのものが現在の自民党のドタバタなのである。
麻生首相が大雨で起こった山口県の土砂崩れの現場を実地検分するということも、選挙対策でしかないのだと国民は冷めた目で見ている。国民の目の前で裸になれば自民党への投票が増えると分かれば、麻生首相は裸になることも厭わないだろうとさえ思われる体たらくである。政治家としての矜恃も何もなくなってしまって、ただただ政権党の地位にしがみついていたいだけのパフォーマンスなのである。自分たちが政治家として国民の負託に応えていなかったという反省があれば、一旦は下野して出直すことを考えるのがまともな人間の考えることだろう。もう自民党の人たちは、完全にトチ狂ってしまって羞恥心も何もなくしてしまっている。「こんな自民党はもう要らない。自民党よ、さようなら」国民はもうそう判断してしまったのだ。自民党の議員は全員頭を剃って、目に見える形で国民に反省の気持ちを示したらどうか。
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